2025.09.23
夏から初秋の着物「万筋に雪輪(附下)」
透け感のある絽目で織られた縮緬(ちりめん)地は、夏から秋単衣の時期までお召しいただけます。
こちらは万筋小紋の裾柄に雪輪の中に5種類の縞模様を染めたさりげなく趣向を凝らした附下。
まだ暑さの残る秋のお出かけにお召しいただきたい江戸小紋です。
2025.08.31
夏から初秋の着物「流水に千鳥」
今年の夏は大変な暑さになっていますが、衿元や身八つ口から風が通ると着物は意外に涼しく感じるものです。
それに加えて周囲に涼を感じてもらえるのは夏の着物姿こそではないでしょうか?
若干の透け感がある単衣の着物向けの白生地に染めた空色の小紋。涼しげなだけでなく、秋の高い空をも思わせます。
柄は流水に千鳥。
なんとも愛くるしい丸い千鳥がチャーミングです。くるっと渦をまいた流水も表情豊かで、遊び心あふれる洒脱な単衣。盛夏用の小紋ではありませんが、冷房が効いた場所ならちょうどよくお召いただけるかと思い染めてみました。
今年は9月10月まで残暑が続くとの予報。長く活躍してくれる着物になりそうです。
2025.04.19
『竺仙の器』
今回ご紹介する『竺仙の器』は、竺仙の意匠は好きだけど、なかなか和装を着る機会がない、という方にもお手元に置いて、日々の暮らしの彩にしていただけるよう、竺仙らしさを感じられる意匠をセレクトしています。
漣(さざなみ)は、15cm四方の角皿です。
銘々皿としてお使いいただいても、お調理を乗せていただいても美しく映えると思います。
また、テーブルウエアとしてだけでなく、アクセサリーなどをちょっと外して置いておいたりと、ライフスタイルに会わせて自由にお使いいただければと思います。
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『漣』(さざなみ)
その名の通り、皿縁が波打つ水面のようなデザインになっております。
ガラスに挟んだ生地の種類によって、透け感や光沢の味わいが多彩に変化します。
『漣』は全5柄(H1.8cm×W15cm×D15cm)
万寿菊(生地:コーマ白地)
万寿菊(生地:綿絽地染)
麻の葉(生地:コーマ地染)
麻の葉(生地:綿絽白地)
萩 (生地:綿絽地染)
価格:各6,000円(税込価格:各6,600円)
反物を切ってガラスに挟み込んでいるので、柄の出方は一枚一枚違います。
※1枚からご購入いただけます。
※ギフト対応もございますのでお気軽にご相談くださいませ。
2025.01.11
江戸小紋「七転八起」
裃の柄からはじまり、様々な柄が生まれた江戸小紋。
一見すると何の柄?と思うようなものも多く、「家内安全」「七転八起」など縁起の良い言葉そのまま、文字を錐彫りの点描で柄にしています。
この七転八起がいつ生まれたのか定かではありませんが、粋な洒落人の注文で作ったものか、それとも型彫り師の思い付きから生まれたものなのか……、思い巡らすと楽しくなります。
あちこち転がるように配置された文字が小気味良い江戸小紋です。
2024.12.20
江戸小紋「鹿と紅葉」
動物に纏わる柄、3回目。
奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋は悲しき…、百人一首の歌もさることながら、鹿と楓が描かれた花札も誰もが思いうかべる図柄「鹿と紅葉」は、良い取り合わせの例えです。
美しい秋の情景が思い浮かぶ江戸小紋ですが、紅葉は星に、鹿はトナカイに見立て、12月の装いにもいかがでしょう。
2024.12.01
江戸小紋「きつね」
信太の森の葛の葉狐や人に憑りつく九尾の妖狐、大晦日に王子に現れる狐火や狐の嫁入りなど 説話民話によく登場する神獣。
一方、お稲荷様の使いでおめでたい五穀豊穣の象徴でもあり、狐は、今も昔も日本人になじみ深い動物です。
どんなものでも模様にしてしまう江戸小紋…、狐を見逃すはずがありません。
2024.11.11
江戸小紋「よろけ猫足」
きつねに続いて動物に纏わる柄を…。
江戸小紋には、あたかも猫の肉球のような四つの粒が、規則正しく並ぶ「猫足」という柄があります。
今回ご紹介する猫足柄は、あちらこちら気ままに動きまわって楽しげな足跡。「よろけ猫足」と名付けてみましたがいかがでしょう?
2024.11.01
江戸小紋「雲取鮫小紋」
ほんの数日前には夏物を着ていたというのに、二十四節気では立冬。
鮫小紋の型紙の錐彫りの大小の粒で、雲が表現されています。
足早に過ぎていく束の間の秋……、青い空が美しいこの季節に。
2024.10.11
初秋に合わせたい竺仙ゆかたと帯 ③
「縮長板中形 流水に牡丹」
「八重山ミンサー 八寸帯」
空気がカラッと乾いてくると肌に心地いいのが縮。そのままでお召しになっても襟を入れていただいても、天候やシーンに合わせて自在にお楽しみいただけます。
流水に牡丹の柄の長板中形の浴衣は木綿着物のような感覚でお召しになってはいかがでしょう。
合わせたのは黄櫨染色の八重山ミンサーの八寸帯。お太鼓を小さめにするとカジュアルなこなれた雰囲気を演出してくれます。下駄は塗りで少し高めの右近。
2024.09.30
初秋に合わせたい竺仙ゆかたと帯 ②
「コーマ地染 乱菊」
「道屯 半巾帯」
裾捌きもよく着心地のよいコーマ地の浴衣は、初秋にも活躍してくれるアイテムです。
ボリュームのある乱菊の柄は図案化され、たくさんの細い花弁で構成されているので、遠目に白がくっきりと出過ぎないのでこの季節にもちょうどいいバランスになりました。
秋を意識して帯は、柳茶の道屯の半巾帯を合わせてみました。下駄は帯とトーンを合わせて焼きの右近。
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