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- 洗い方はどのようにしたらよいですか?

- 綿100%のゆかたは洗濯後必ず縮みます。特に注染ゆかたは縦横同じ程度のちぢみですが、ローケツゆかたは縦のちぢみが大きいとお考え下さい。従ってお仕立てをする時はやや全体に大きめに仕立されることをお薦めします。なお、当社のゆかたは仕上げ段階でほとんど糊を加えておりませんので、伸縮の程度は少ないとお考え下さい。
尚引き染、長板本染等の洗濯はぬるま湯でも色落ちしますのでなるべく冷水で水洗していただくか、ドライクリーニングして下さい。特に先染縮類の洗濯をされる場合は、長時間水の中につけておかれぬよう又生乾きの時に手のしをして形を整えていただけると有難たいのですが、無理な場合はドライクリーニングをお薦めします。
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- 高級ゆかたの下着はどうしたらよいですか?又帯は?

- 肌襦袢の上にお召しいただければ良いのですが、最近長襦(麻)袢をお召しになり衿も付ける方もおられます。もともとゆかたですので素肌で良かったはずですが、透けることを考え肌襦袢と蹴出しを付けていただければ安心です。
ゆかた帯はもともと半巾で良いのですが、上記のように長襦袢等もお召しになる場合は名古屋帯が最適です。博多の紗献上帯、麻、絹等の名古屋染帯がぴったりです。
もちろん、ゆかたは素足で下駄があたりまえですが襦袢も着て、名古屋帯もおしめになれば履物は足袋に下駄あるいはぞうりでもおかしくございません。
但し、高級ゆかたとは長板本染ゆかた、奥州小紋ゆかた、紅梅小紋ゆかた、麻小紋ゆかた等をさしております。
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- 反物を仕立てようと思うのですが、水通し(水をくぐらせる)
あるいは、湯通し(お湯をくぐらせる)したほうが良いのでしょうか?

- 竺仙のゆかたは糊剤をほとんど使用しておりません。但し、織物製作に使う糊と染色を施す際の糊が残っています。肌触りが悪いようでしたら水洗い(冷水)してください。
但し、1~2度お召しになれば取れてしまう程度のものです。湯通し温水は絶対にお控え下さい。
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- 男物のゆかたの下着はどうしたらよいでしょうか?

- 和晒の肌襦袢が最適ですが、襟ぐりの開いたTシャツでも可です。下はステテコを履いていただくと裾のさばきは良くなりますが、普段下着のみの方はそのままでも結構です。