竺仙|浴衣(ゆかた)天保13年創業の呉服屋

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新着情報

竺仙ものづくり日記

2021.02.10竺仙ものづくり日記竺仙ものづくり日記

今回のものづくり日記は、ものづくりの代わりに最近取り組んでいることをお届けいたします。

営業時短要請などでご苦労されている方々は多いと思いますが、浴衣を染める現場も同様です。

例年のこの時期では考えられないくらい染工場はひっそりとしています。

でも、こんな時には普段忙しくて出来なかったことをしましょうという事で、撮影会をしました。

 

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もっと多くの皆様に丁寧なものづくり、伝統的な手仕事をお伝えしたい、という想いで準備しています。

来月からは順調に稼働できますように、染め上げた沢山のゆかたが空を泳ぎますように、という想いで準備をしています。

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2021.01.27竺仙ものづくり日記竺仙ものづくり日記

つづくコロナ禍。多かれ少なかれ予定通りに事を進めることができずにいる、という方は多いと思います。
竺仙も例外ではありません。
例年、今の時期は一月の展示会でご注文をいただいた商品の染出しでフル稼働となるのですが
今年は展示会を三月まで延期することに致しましたので、まだ新作を皆さんにお披露目できずにいます。

浴衣や麻帯などの夏物は、今から染めの作業にかからないと夏までに全国の呉服店、百貨店などの売場で
皆さんにご覧いただけなくなってしまいます。
その様な事態にならないよう、竺仙商品部も職人さんと相談し、先に染める手配をするなど、
ご注文が入り次第、大急ぎで染めることができるよう準備万端にしています。

 

 

受注生産の商品、お誂え染いただいた商品は、見本通りの柄と色で染めることになります。

 

こちらは新作の麻染名古屋帯の色見本。

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染め出しの準備が整いました。

夏帯は受注生産なので、この後の展示会などでご注文を頂いた際、生地と一緒に染職人さんにお渡しして色合わせの見本にする大事なものです。

 

こちらは江戸小紋染職人、浅野さんのしごき糊の色合わせ作業の光景です。

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しごき糊の色を作っています。

染める反物と同じ生地に試しに色を付け、工房の片隅にある鍋の中で蒸します。

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実際に反物を染める際には色を定着させるために蒸し箱に入れるので、蒸し時間と温度を調整して試し染めをするのです。
 
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しごき糊の色と蒸して染め上がった反物の色は全然違います。蒸した後に色が合うよう染料を混ぜていきます。

染め上がりの色はその時の天候など長年の勘によるところも多く、見本の色に近づくよう試行錯誤を重ねます。

そうして出来上がった手仕事による品物は、お客様だけの唯一無二のものといえることでしょう。

2021.01.14竺仙ものづくり日記竺仙ものづくり日記

1月7日の緊急事態宣言の発出及び日ごとの感染者数を鑑みまして、明日から開催予定でありました竺仙展を中止させていただくことといたしました。

感染防止対策を徹底し広い会場での開催を目指し準備してまいりましたが、ご来場のご予定を組んでいらした方々には直前のお知らせとなりましたことをお詫び申し上げます。

令和3年夏のゆかた新作発表として、まずはお取引させていただいている皆様に向けて、直接ご覧いただけるよう竺仙本店に準備いたしました。

ご案内状をお持ちの方でご希望がございましたら竺仙担当者にご連絡ください。日時のご予約を承りご案内させていただきます。

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昨年からのコロナ禍にあり、各地のお祭りや花火大会、成人式など各種行事もなく、浴衣や着物を着て出かけることも少なくなりました。

ものづくりの現場にも影響がでて、思うように染場を稼働できなくなったり、やむなく廃業を決めた職人もいると聞きます。

このままでは着物の伝統的な文化やものづくりの技術が途絶え、次の世代に伝えることが出来なくなるかもしれない、という危機感と無力感を感じています。

以前から大先輩方に、関東大震災や戦争時には型紙を持って逃げたという昔話をよく聞いてきました。

今は私たちが乗り越えて伝統と技術を伝え残していかなければなりません。

だからこそ前進し、新しいものづくりを続けています。

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今年の夏には浴衣姿で沢山お出かけが出来ますように。

お家の中でお召しになれば、旅行気分を味わえたり女優に変身出来たり、楽しみ方がたくさん詰まった浴衣を今年もつくりました。

新柄はもちろん、定番柄や久しぶりに登場する懐かしい柄までございます。

これから様々な形で発表していきますので、どうぞ楽しみにしていてください。

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2020.12.09竺仙ものづくり日記竺仙ものづくり日記

竺仙では、師走に入ってすぐに大掃除を行いました。

毎年、年明けに新作発表の展示会が控えておりますので、年末年始は大変慌ただしくなります。

ですので、きちんと掃除が出来るように少し早めに行い、1年の汚れをしっかりと落とし、今年も無事に大掃除を終わらせる事ができました。

展示会は竺仙創業の地である浅草で行います。

創業当時の竺仙の店内を想像してしつらえた展示会の写真は今年のものですが、来年はどのような展示にしようかと今は頭を悩ませております。

 

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竺仙の現在の所在地、日本橋小舟町も浅草にたいへん縁のある町です。

雷門をくぐり仲見世を進んでいくと、浅草寺山門の宝蔵門(仁王門)があります。

宝蔵門に掛けてある大提灯は小舟町奉賛会からの奉納ですので、大きく小舟町と書いてあるのが見えます。

雷門や本堂の大提灯が有名ですが、浅草寺を訪れた際にはぜひ宝蔵門の小舟町大提灯にも注目してみてください。

 

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また、日本橋小舟町の守護神、八雲神社にちなみ「牛頭天王(ごずてんのう)」の手ぬぐいを染めました。

小舟町八雲神社は、牛頭天王三社の三の宮です。

牛頭天王は祇園精舎の守護神、薬師如来やスサノオノミコトと同体視され、江戸時代までは広く信仰されてきた神様でした。

全国の祇園社、天王社の主祭神として、疫病を防ぐ神として祀られていましたが、明治の神仏分離令でその名は消えてしまいました。

八雲神社天王祭は、350年以上にわたり斎行していますが、青龍、朱雀、白虎、玄武の四神旗を飾り、その様子は江戸時代の浮世絵にも見られます。

 

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手ぬぐいには牛頭天王と四方を守る四神を描き、除災、疫病退散の願いを込めました。

来年の干支は「丑」ですので、ご注文も多く戴いております。

只今在庫切れにて追加生産しておりますので、少々お待ちください。

 

2020.11.24竺仙ものづくり日記竺仙ものづくり日記

この時期の竺仙には、浴衣はもちろん、江戸小紋や帯など来年お披露目するための新作が染め上がってきます。
今年は例年通りに、とまではいきませんが、少しづつ染め上がってきた反物が井桁に積まれています。

 

IMG00510 IMG00010 夏の付け下げ江戸小紋と麻染名古屋帯

 

すっかり来夏のことばかり考えている竺仙ですが、思えば冬はまだこれから。

今年も染め上がりました、鹿に紅葉の柄の江戸小紋。

鹿は言わずと知れた神の使いで、吉兆をもたらすとも言われます。

 

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トナカイと雪の結晶にもみえるのでクリスマスの装いにもお薦めしています。

ミルクティ色とチョコレート色の二色で染めてもらいました。

これを着て、楽しい気分を盛り上げていきたいですね。

 

2020.11.11竺仙ものづくり日記竺仙ものづくり日記

竺仙の奥州小紋 絹紅梅 江戸小紋などの反物を見ると反物の端に柄の無い部分があります。

 

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この生地端の耳の無地場は型染、江戸小紋の染め工程でうまれるものです。
型紙を使い防染糊を置くため、白生地をつけ板に張る際に、生地の端に紙テープを貼ります。
地色を染める前にそのテープをはがすので、その部分には柄が無く地色がそのままに染まります。

 

板に糊がついており、白生地はぴったりと張り付いているのですが

生地が乾燥して捲れることが無いようにテープを貼ります。

また防染糊が型紙をはみ出して板や生地に付くのを防ぐためでもあります。

昔の職人さんはテープを貼らずにその都度糊を落としていました。
今も、柄や、職人さんの長年のやり方によっては貼らない場合もあります。

 

ちなみにプリント染の江戸小紋は生地巾いっぱいに柄が染まっていて耳がないことが多いようです。
さらに手付の江戸小紋にみえるように耳の部分だけ上から無地に染めていることもあるそうですが・・・

 

 

江戸小紋の染職人、千和多さんの生地張りの光景です

 

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白生地を地張木という硬い木で均すのですが、同時に生地の耳を念入りにつぶしてから紙テープを貼っています。

白生地の端は製織の際、緯糸が折り返すところなのでわずか1㎜にもならないわずかな厚みですが、なるべく平らになるようにするのです。

耳かきというこの工程によって生地と板の段差を少なくして型紙を保護し、また極細の錐彫り小紋を染めるときには糊が生地端でたまらないようにし、染め上がりがよりきれいになるようにしているのだそうです。

 

一口に小紋を染めるといって防染糊を置く前にも繊細な気配りがあり、目に見えない工程が沢山あります。

その手間があるからこそ見事な反物が染めあがるのですね。

 

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耳まで美しく染め上がってきた千和多さんの江戸小紋。

耳の巾が細くて繊細です。

職人さんによって耳の染め上がりにも違いがあり、それぞれの味があります。

 

 

2020.10.21竺仙ものづくり日記竺仙ものづくり日記

前回のものづくり日記でご紹介した糸入れは、型紙の補強の為に行うものです。

彫ったままの状態では、作業をする度に型紙がずれたりめくれたりして染められません。

柄をきれいに染める為には型紙が図案そのままに固定された状態を保つ必要があるのです。

糸入れ以外にもいくつかの手法があります。

 

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紗張りは、大正時代に考案された技術です。

絹糸を荒く織った「紗」を漆で型紙に張り、補強します。

現在は、縞柄や極柄以外のほとんどの型紙は紗張りをしています。

 

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図案を工夫して糸入れや紗張りをせずに固定するやり方もあります。

写真の桜の型紙は、花びらの周りに所々アクセントが入り素敵な柄ですが、これは糸入れや紗張りなどをしなくても型紙を固定できるようにデザインしているのです。

 

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その他に、斜めに格子状の糸を入れた物や、糸掛けというまるでボタンを留めるような方法もあります。

現代ではもう行うことのなくなった技法が古型紙の中に見られるので、古い型紙を見る時はまるでタイムマシンに乗ったかのようです。

今ある技法はいつまでも現役選手として活躍できるようにしていきたいと思います。

 

2020.10.07竺仙ものづくり日記竺仙ものづくり日記

昔ながらの技法にこだわってものづくりをしていると、今は途絶えてしまった技術や道具も多く、今後同じものはもうできない、というお話をしなくてはならないことが多々あります。

そんな中、竺仙で長らく染めることが出来なかった商品が復活したという嬉しいお知らせです。

 

型紙が壊れてしまい、新たに彫ることもできないとされ、染められなかった江戸小紋

竹よろけ、フランス縞、ござ目(畳目)の縞柄です。

 

縞の型彫りの人間国宝であった児玉博氏、糸入れの城ノ口みゑ氏が20余年前に亡くなってから、もう縞の型紙は作れないのではないかとお話ししてきました。

しかし、伊勢では脈々と型彫りの技術の伝承が試みられており、平成5年には『伊勢型紙技術保存会』が重要無形文化財保持団体の指定を受けました。

型彫りと、縞の型紙には無くてはならない糸入れ、二つの技術が伝承されています。

 

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伊勢の型彫り師、佐々木正明氏を訪ね、縞の型紙制作をお願いしたのが3年前。

型を彫り、漆を塗り、寝かせたのち、ようやく届いた縞の型紙です。

 

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早速、縞の染師、浅野榮一さんに染めていただいたフランス縞、竹よろけ、畳目の反物。

きれいに染め上がってきました。

 

 

糸入れ職人の松井俊子氏のもと、若いお弟子さんにも糸入れの技術も受け継がれています。

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二枚の和紙の間に絹糸を張る工程と糸入れした和紙を柿渋で貼り合わせ、余分な渋を息で吹いて飛ばす工程。

(2019年2月竺仙展示会での実演風景)

 

 

 

きれいに彫られた型紙でも、着物一反分きれいに染められる型紙を作ることは大変難しい技術です。

どんな仕事も技術の向上には日々の経験が必要だと思います。

型紙は消耗品です。一枚の型紙で約20~30反染めることができますが、壊れてしまったらまた彫り直しの注文をすることになります。

壊れてしまって再発注することになるくらいに、たくさん染め出しができるよう、我々も努めていきたいと思います。

 

2020.09.24竺仙ものづくり日記竺仙ものづくり日記

現在は、来年の夏へ向けて新しい浴衣の制作作業の真っ最中です。

図案を準備し、型紙を彫り、そして見本反を染めるのですが、竺仙の浴衣の図案はすべて昔から同じ様に、紙に手描きで描いています。

別誂えの浴衣や手拭は、データでお客様とやりとりすることも多くなってきましたが、それ以外は手で描き、手で型紙を彫ることを守っています。

墨と筆による図案は、勢い余って擦れた線や繊細な線も多いので、浴衣の型紙に彫るのは大変な作業が必要です。

しかし、パソコン上でデザインされた図案よりも、染め上がった時、着用した時の表情に差が出ると感じています。

擦れた線や細すぎる線も、そのままですと型紙に彫れません。

型紙にしても、細すぎると染めることが出来ないからです。

型彫り師が、図案の持つ表情を変えない範囲内で、染める事が出来るように線を太くしたり割愛したり、多少のアレンジをして彫り進めます。

 

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写真は、日本画家である宮下真理子さんの絵を浴衣にしたものです。

原画と、染め上がった浴衣を見比べると、線の太さなどが多少の差ではありますが異なっているのが見て取れます。

また、浴衣として一反に連続して柄が出るようにすることも重要です。

ひと型ごとに柄が反転していく注染の特徴に合わて、柄の配置をします。

 

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来年の夏は、浴衣を着て沢山お出かけ出来ますように、と願いながら新作のものづくりを続けています。

2020.09.09竺仙ものづくり日記竺仙ものづくり日記

9/1に発売の『きものSalon 2020-21秋冬号』

「浅田真央さんの東京きもの修行」の撮影の為、

プロスケーターの浅田真央さんが竺仙においでくださいました。

 

朝からかなりの強雨だった撮影日。

着付けとメイクをしている間、「外の撮影の時はきっと晴れると思う!」と

とてもポジティブシンキングな浅田さん。

 

今回お召しいただいたのは二枚型を使って染められた鮮やかなビタミンカラーの文久小紋。

用意された着物を見て「きれい!こういう色初めてかも!」「この帯もかわいい~」

と歓声をあげていらっしゃいました。
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そして着物を着ての撮影で外に出ると、言った通り。本当にその時だけ雨が止みました。

 

 

今回は江戸小紋を染める現場を浅田さんが訪れ、その技術を体験していただく、という企画です。

訪れたのはこの日の文久小紋を染めた五月女染工場。

 

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紬の着物に着替え、たすき掛けをして糊付けの板場へ

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へらの持ち方を教わる浅田さん

 

防染糊の作り方は工場によってそれぞれで配分も違います。

五月女さんの糊はもち米3~4割に糠と塩を混ぜるそうです。

「なめるとしょっぱいですよ、塩は防腐のために入れるけど大昔は水銀を使っていた」

と聞き、えー!!とどよめく取材陣。

 

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江戸小紋をはじめ、型染の工場を訪れると、糊付けの板が想像以上に低い位置にあることが多く、

驚きます。

糊を置くとき、型紙のつなぎ目をぴったり合わせるには、板が低いほうが真上から見下ろしやすい為です。

そのため職人さんは糊付けの間ずっと腰をかがめて作業をされるのですが、

五月女染工場は比較的、板が高めに置かれていました。

以前に今の工場を改装した際、後を継ぐ息子さんも長身なのでこれからの時代を見据えて

少しだけ高めに作ったのだそうです。

とはいえ天井に何枚ものつけ板が載せてあり、背の高い浅田さんも頭をぶつけないよう、

やはり腰をかがめていらっしゃいました。

それでも、さすがに体幹が整っているのでしょうか、安定した姿勢で素直に手を動かす様子に

「筋がいいね」と五月女さんも感心。

 

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端のほう糊がちょっと薄かったのかな?? ちょっと隙間が空いちゃった、、と浅田さん

 

真剣に職人さんの話を聞いてから、「よし、やってみます」と潔く糊おきに挑戦。

終始笑顔で取り組む浅田さんに、皆、さすがトップアスリート!と感嘆しました。

 

~詳細は現在発売中の『きものSalon 2020-21秋冬号』をご覧ください。

今回はきものSalon特別企画として浅田さんが訪れた五月女染工場での型染体験の参加者募集もあります。

合わせてご覧ください。

 

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