竺仙|浴衣(ゆかた)天保13年創業の呉服屋

  • TOP
  • 最新情報
  • 竺仙商品について
  • 最新浴衣ランキング
  • 竺仙ギャラリー
  • 竺仙とは
  • 取扱い店舗ご紹介

新着情報

竺仙ものづくり日記

2021.05.12竺仙ものづくり日記竺仙ものづくり日記

前々回のフランス縞に続いて縞の江戸小紋のお話です。

 

第61回東日本伝統工芸展に浅野榮一氏の江戸小紋が入選いたしました。

 

_DSC0256 (2)

 

入選作品と同じ柄がこちらです。

2本の縞が、角のある立涌のような形に彫られていますが

染め上がりの反物を見ると、市松の横段柄が浮かんで見える不思議な縞柄です。

 

IMG00401 (2)

 

 

 

 

20210430140428 - コピー畳目小紋 - コピー

 

右の写真の畳目(ござ目)の柄にも少し似ていますが、型彫り師はここからこの柄を考えたのかもしれません。

竺仙では残念ながら現在は所有していませんが、連続した鍵状の柄の縞で雁木縞という型紙があったようです。

均等な二本の縞のことを金通しといいますので、この柄の正式な名前はわかりませんが、”金通し変わり立涌”               あるいは”金通し雁木縞”といったところでしょうか。

 

180727_002_4 - コピー

 

どちらも緻密な縞が美しい、染め上がりも凛とした江戸小紋です。

新しい縞の柄を生み出そうとする彫りの職人の遊び心と、それを白生地に染め上げる染の職人の技が駆使された

逸品です。

 

2021.04.28竺仙ものづくり日記竺仙ものづくり日記

突然ですが、浴衣を手縫いで仕立てる際、和裁士はどれくらいの長さを縫うかご存知ですか?

一枚につき約8丈(30m)を縫うことになります。

それだけの長さを手縫いで、一定の縫い目で、縫い続ける技術は和裁ならでは。

その運針力を生かして、新たに洋服をつくりました。

和裁士が作る「ゆかたブラウス」「運針プリーツスカート」です。

0428b

0428a

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨年から「竺仙の反物で洋服をつくってください」というお声を頂く事が増えました。

竺仙のものづくりに魅力を感じていただき、浴衣のみならず洋服としても着てみたいと言って下さる方々のご要望に、是非お応えしたいと思いました。

しかし、伝統的な江戸染浴衣を提供し続けてきた竺仙が「洋服をつくる」という事の意義は何だろう。

改めて竺仙の役割や存在意義を自問自答しながら、手探りで洋服づくりを進めてまいりました。
伝統の手仕事が生み出す力を身にまとう喜びを、もっと気軽に感じてほしい。

染めの職人さんや和裁士さんの卓越した技術を、もっと多くの人に知ってほしい。

そして何よりも、コロナ禍にあって不安定な状況の職人さん達に、安心して仕事をしていただきたい。

 

伝統文化と技術を未来へ伝え残すために。そんな想いを込めて生み出した「ゆかたブラウス」と「運針プリーツスカート」です。

 

0428c

只今オンラインショップでもご対応できるように準備中です。

江戸にまつわる様々なエッセンスを紹介する雑誌「江戸楽」5月号にも取り上げていただきました。

 

0428e

2021.04.14竺仙ものづくり日記竺仙ものづくり日記

少しずつ染め上がってきております、佐々木正明氏によって新しく彫られた型紙を使ったフランス縞。

 

IMG00295

 

大胆な養老縞の隙間にさらによろけた縞が組み込まれた美しい縞柄の江戸小紋です。

 

IMG00309IMG00373

 

よくお客様に「なぜフランス縞というのですか?」という質問を頂きます。

 

 

もともとのフランス縞を作ったのは 故・児玉博氏です。

諸説いわれておりますが、江戸小紋染師の浅野榮一さんが、生前、児玉氏に聞いたところによると、

児玉氏が都内の百貨店で型彫り実演をしていた際、昭和天皇がお通りになられたそうです。

その時彫っていた縞をみて、同行していた文化庁の方がフランスにもこのような柄がある・・・

とおっしゃったので児玉氏が「ではこれはフランス縞にしましょう」とその場で名付けたのだそうです。

 

IMG00355

 

児玉氏が亡くなって30余年。今も変わらず愛される縞の柄です。

 

2021.03.10竺仙ものづくり日記竺仙ものづくり日記

3月初旬、今年度のゆかた新作発表会をいたしました。

 

0310a

 

多々ある商品の中でも、呉服店のご主人やバイヤーの方々に特に注目していただいたのが、藍染の商品です。

藍で染める「長板中形」は、竺仙が古くから作り続けており大切にしている浴衣です。

 

0310b

 

藍染の美しさや卓越した染の技術などを知っていただく機会が増えますように、との思いから、今年は新しい試みをいたしました。

 

0310c

 

藍で染めた綿縮の浴衣地を袷仕立にしました。

裏には竺仙のコーマ生地を使用しましたが、生地の特徴もあり裾さばきもよく、夏以外にもお召しいただける「藍染の綿着物」となりました。

 

0310d

 

 

 

2021.02.10竺仙ものづくり日記竺仙ものづくり日記

今回のものづくり日記は、ものづくりの代わりに最近取り組んでいることをお届けいたします。

営業時短要請などでご苦労されている方々は多いと思いますが、浴衣を染める現場も同様です。

例年のこの時期では考えられないくらい染工場はひっそりとしています。

でも、こんな時には普段忙しくて出来なかったことをしましょうという事で、撮影会をしました。

 

20210210-1  20210210-2

 

もっと多くの皆様に丁寧なものづくり、伝統的な手仕事をお伝えしたい、という想いで準備しています。

来月からは順調に稼働できますように、染め上げた沢山のゆかたが空を泳ぎますように、という想いで準備をしています。

20210210-4  20210210-5

2021.01.27竺仙ものづくり日記竺仙ものづくり日記

つづくコロナ禍。多かれ少なかれ予定通りに事を進めることができずにいる、という方は多いと思います。
竺仙も例外ではありません。
例年、今の時期は一月の展示会でご注文をいただいた商品の染出しでフル稼働となるのですが
今年は展示会を三月まで延期することに致しましたので、まだ新作を皆さんにお披露目できずにいます。

浴衣や麻帯などの夏物は、今から染めの作業にかからないと夏までに全国の呉服店、百貨店などの売場で
皆さんにご覧いただけなくなってしまいます。
その様な事態にならないよう、竺仙商品部も職人さんと相談し、先に染める手配をするなど、
ご注文が入り次第、大急ぎで染めることができるよう準備万端にしています。

 

 

受注生産の商品、お誂え染いただいた商品は、見本通りの柄と色で染めることになります。

 

こちらは新作の麻染名古屋帯の色見本。

IMG00898

 

染め出しの準備が整いました。

夏帯は受注生産なので、この後の展示会などでご注文を頂いた際、生地と一緒に染職人さんにお渡しして色合わせの見本にする大事なものです。

 

こちらは江戸小紋染職人、浅野さんのしごき糊の色合わせ作業の光景です。

_DSC0364_DSC0375

 

 

しごき糊の色を作っています。

染める反物と同じ生地に試しに色を付け、工房の片隅にある鍋の中で蒸します。

_DSC038720095 069

 

実際に反物を染める際には色を定着させるために蒸し箱に入れるので、蒸し時間と温度を調整して試し染めをするのです。
 
_DSC0401
 

しごき糊の色と蒸して染め上がった反物の色は全然違います。蒸した後に色が合うよう染料を混ぜていきます。

染め上がりの色はその時の天候など長年の勘によるところも多く、見本の色に近づくよう試行錯誤を重ねます。

そうして出来上がった手仕事による品物は、お客様だけの唯一無二のものといえることでしょう。

2021.01.14竺仙ものづくり日記竺仙ものづくり日記

1月7日の緊急事態宣言の発出及び日ごとの感染者数を鑑みまして、明日から開催予定でありました竺仙展を中止させていただくことといたしました。

感染防止対策を徹底し広い会場での開催を目指し準備してまいりましたが、ご来場のご予定を組んでいらした方々には直前のお知らせとなりましたことをお詫び申し上げます。

令和3年夏のゆかた新作発表として、まずはお取引させていただいている皆様に向けて、直接ご覧いただけるよう竺仙本店に準備いたしました。

ご案内状をお持ちの方でご希望がございましたら竺仙担当者にご連絡ください。日時のご予約を承りご案内させていただきます。

0114a  0114b

昨年からのコロナ禍にあり、各地のお祭りや花火大会、成人式など各種行事もなく、浴衣や着物を着て出かけることも少なくなりました。

ものづくりの現場にも影響がでて、思うように染場を稼働できなくなったり、やむなく廃業を決めた職人もいると聞きます。

このままでは着物の伝統的な文化やものづくりの技術が途絶え、次の世代に伝えることが出来なくなるかもしれない、という危機感と無力感を感じています。

以前から大先輩方に、関東大震災や戦争時には型紙を持って逃げたという昔話をよく聞いてきました。

今は私たちが乗り越えて伝統と技術を伝え残していかなければなりません。

だからこそ前進し、新しいものづくりを続けています。

0114c

今年の夏には浴衣姿で沢山お出かけが出来ますように。

お家の中でお召しになれば、旅行気分を味わえたり女優に変身出来たり、楽しみ方がたくさん詰まった浴衣を今年もつくりました。

新柄はもちろん、定番柄や久しぶりに登場する懐かしい柄までございます。

これから様々な形で発表していきますので、どうぞ楽しみにしていてください。

0114d

2020.12.09竺仙ものづくり日記竺仙ものづくり日記

竺仙では、師走に入ってすぐに大掃除を行いました。

毎年、年明けに新作発表の展示会が控えておりますので、年末年始は大変慌ただしくなります。

ですので、きちんと掃除が出来るように少し早めに行い、1年の汚れをしっかりと落とし、今年も無事に大掃除を終わらせる事ができました。

展示会は竺仙創業の地である浅草で行います。

創業当時の竺仙の店内を想像してしつらえた展示会の写真は今年のものですが、来年はどのような展示にしようかと今は頭を悩ませております。

 

1209-1

 

竺仙の現在の所在地、日本橋小舟町も浅草にたいへん縁のある町です。

雷門をくぐり仲見世を進んでいくと、浅草寺山門の宝蔵門(仁王門)があります。

宝蔵門に掛けてある大提灯は小舟町奉賛会からの奉納ですので、大きく小舟町と書いてあるのが見えます。

雷門や本堂の大提灯が有名ですが、浅草寺を訪れた際にはぜひ宝蔵門の小舟町大提灯にも注目してみてください。

 

1209-2

 

1209-3

 

また、日本橋小舟町の守護神、八雲神社にちなみ「牛頭天王(ごずてんのう)」の手ぬぐいを染めました。

小舟町八雲神社は、牛頭天王三社の三の宮です。

牛頭天王は祇園精舎の守護神、薬師如来やスサノオノミコトと同体視され、江戸時代までは広く信仰されてきた神様でした。

全国の祇園社、天王社の主祭神として、疫病を防ぐ神として祀られていましたが、明治の神仏分離令でその名は消えてしまいました。

八雲神社天王祭は、350年以上にわたり斎行していますが、青龍、朱雀、白虎、玄武の四神旗を飾り、その様子は江戸時代の浮世絵にも見られます。

 

1209-4

 

手ぬぐいには牛頭天王と四方を守る四神を描き、除災、疫病退散の願いを込めました。

来年の干支は「丑」ですので、ご注文も多く戴いております。

只今在庫切れにて追加生産しておりますので、少々お待ちください。

 

2020.11.24竺仙ものづくり日記竺仙ものづくり日記

この時期の竺仙には、浴衣はもちろん、江戸小紋や帯など来年お披露目するための新作が染め上がってきます。
今年は例年通りに、とまではいきませんが、少しづつ染め上がってきた反物が井桁に積まれています。

 

IMG00510 IMG00010 夏の付け下げ江戸小紋と麻染名古屋帯

 

すっかり来夏のことばかり考えている竺仙ですが、思えば冬はまだこれから。

今年も染め上がりました、鹿に紅葉の柄の江戸小紋。

鹿は言わずと知れた神の使いで、吉兆をもたらすとも言われます。

 

IMG00507 (2)

 

トナカイと雪の結晶にもみえるのでクリスマスの装いにもお薦めしています。

ミルクティ色とチョコレート色の二色で染めてもらいました。

これを着て、楽しい気分を盛り上げていきたいですね。

 

2020.11.11竺仙ものづくり日記竺仙ものづくり日記

竺仙の奥州小紋 絹紅梅 江戸小紋などの反物を見ると反物の端に柄の無い部分があります。

 

IMG00445

 

 

この生地端の耳の無地場は型染、江戸小紋の染め工程でうまれるものです。
型紙を使い防染糊を置くため、白生地をつけ板に張る際に、生地の端に紙テープを貼ります。
地色を染める前にそのテープをはがすので、その部分には柄が無く地色がそのままに染まります。

 

板に糊がついており、白生地はぴったりと張り付いているのですが

生地が乾燥して捲れることが無いようにテープを貼ります。

また防染糊が型紙をはみ出して板や生地に付くのを防ぐためでもあります。

昔の職人さんはテープを貼らずにその都度糊を落としていました。
今も、柄や、職人さんの長年のやり方によっては貼らない場合もあります。

 

ちなみにプリント染の江戸小紋は生地巾いっぱいに柄が染まっていて耳がないことが多いようです。
さらに手付の江戸小紋にみえるように耳の部分だけ上から無地に染めていることもあるそうですが・・・

 

 

江戸小紋の染職人、千和多さんの生地張りの光景です

 

IMG_1901.jpg wIMG_1902.jpg w

 

白生地を地張木という硬い木で均すのですが、同時に生地の耳を念入りにつぶしてから紙テープを貼っています。

白生地の端は製織の際、緯糸が折り返すところなのでわずか1㎜にもならないわずかな厚みですが、なるべく平らになるようにするのです。

耳かきというこの工程によって生地と板の段差を少なくして型紙を保護し、また極細の錐彫り小紋を染めるときには糊が生地端でたまらないようにし、染め上がりがよりきれいになるようにしているのだそうです。

 

一口に小紋を染めるといって防染糊を置く前にも繊細な気配りがあり、目に見えない工程が沢山あります。

その手間があるからこそ見事な反物が染めあがるのですね。

 

IMG00440

 

耳まで美しく染め上がってきた千和多さんの江戸小紋。

耳の巾が細くて繊細です。

職人さんによって耳の染め上がりにも違いがあり、それぞれの味があります。

 

 

すべてのカテゴリー お知らせ メディア情報 催事情報 商品情報
商品情報(きもの・帯) 商品情報(ゆかた・帯) 商品情報(小物)
竺仙ものづくり日記