2021.06.28Oggi 8月号に竺仙ゆかたを掲載していただきました
小学館 Oggi 8月号(6/28日発売)大人の浴衣の「新・素敵なお作法」にて
奥州小紋ゆかた〈つわぶき〉コーマ白地差分〈万寿菊〉をお召しいただいております。
是非ご覧ください。
2021.06.23CanCamキャンキャン8月号に竺仙ゆかたを掲載していただきました
小学館 CanCam 8月号(6月23日発売)にて竺仙ゆかたをお召しいただきました。
小室安未さん 綿絽白地「萩に百合」70頁、紅梅小紋「薬玉」74頁
板垣瑞生さん 紬浴衣 「変わり業平格子」72頁
浴衣でデートの楽しそうなお二人です。是非ご覧ください。
2021.06.04Marisol マリソル7月号に紅梅小紋ゆかたを掲載していただきました
集英社 マリソル7月号(6月7日発売)にて
知花くららさんに紅梅小紋ゆかたをお召しいただいております。(24,25頁)
毎年、知花さんには竺仙ゆかたの素敵な着姿をみせていただきますが
今年は「輪舞」と名付けられた紫の紅梅小紋を着物風に。
是非ご覧ください。
2021.05.2825ansヴァンサンカン7月号に絹紅梅ゆかたを掲載していただきました
ハースト婦人画報社 ヴァンサンカン7月号(5月28日発売)で
中条あやみさんに橙色の乱菊柄の絹紅梅を、夏らしくカジュアルにお召しいただいております。(33頁)
ぜひご覧ください!
2021.05.26竺仙ものづくり日記
毎年、夏本番が来る前にはもう次年度の浴衣づくりに取り掛かります。
今年発表した浴衣は、昨年の今頃から「どんな浴衣をつくろうかな」と考え始めました。
先日発売の『美しいキモノ』2021年夏号に掲載していただいた、紺と赤のコントラストが印象的な浴衣は、アイヌ紋様からヒントを得てデザインしたものです。
独特な曲線で変化を付けた紺の格子に、赤い市松格子を重ねました。
基は伝統的な柄でも、色を変えたり少し変化をつけるだけで新しい表情になり、どこか遠い異国の国旗のような雰囲気にも見えます。
性別に関係なくお召しいただけるようにキングサイズの反物で染めました。
総柄ですので、お着物風にアレンジしても着やすいかと思います。
何も説明はしませんでしたが「ジェンダーレス」とご紹介していただき、様々な想いが伝わったように感じてとても嬉しく思います。
お着物は基本の約束事が多いですが、それを楽しみつつ、ちょっとしたボーダーを超える楽しみも味わえるように。
今年もまた「どんな浴衣をつくろうかな」と考え始めます。
2021.05.12竺仙ものづくり日記
前々回のフランス縞に続いて縞の江戸小紋のお話です。
永年竺仙の縞の江戸小紋を染めていただいている現代の名工 浅野榮一氏
今年の東日本伝統工芸展に入賞した作品と同じ柄がこちらの反物です。
2本の縞が、角のある立涌のような形に彫られていますが
染め上がりの反物を見ると、市松の横段柄が浮かんで見える不思議な縞柄です。
右の写真の畳目の柄にも少し似ていますが、型彫り師はここからこの柄を考えたのかもしれません。
竺仙では残念ながら現在は所有していませんが、連続した鍵状の縞で雁木(がんぎ)縞という型紙があったようです。
均等な二本の縞のことを金通(きんつう)縞といいますので、この柄の正式な名前はわかりませんが、
金通雁木縞 あるいは環繋ぎ、といったところでしょうか。
どちらも緻密な縞が美しい、染め上がりも凛とした江戸小紋です。
新しい縞の柄を生み出そうとする彫りの職人の遊び心と、それを白生地に染め上げる染の職人の技が駆使された
逸品です。
2021.05.07お客様相談窓口専用フリーダイヤル開設しました。
フリーダイヤル開設致しました。
来店のご予約、聞きたいこと、困った事など専用フリーダイヤルでお問合せ下さい。
0120-558529(ココワゴフク) 担当:児島迄
2021.05.07緊急事態宣言延長に依り期間限定5月の土曜日営業臨時休業とさせていただきます。
去年の今頃、来年の5月頃にはきっと窮屈な生活から解放されるのではないかという
微かな希望は打ちのめされ、いつ回ってくるのか分からないワクチンに希望を
託すしかない現状です。
今年もまたコロナ禍中5月の土曜日15日22日29日と臨時休業が決定致しました。
尚、平日のご来店は9時~16時迄。完全予約制で承っております。
6月の土曜日営業は目途が立ち次第改めてご案内させていただきます。
まだまだ続く我慢の日々、これもコロナに罹らない得策と思うしかございません。
まずはご案内申し上げます。
株式会社 竺仙
2021.04.28竺仙ものづくり日記
突然ですが、浴衣を手縫いで仕立てる際、和裁士はどれくらいの長さを縫うかご存知ですか?
一枚につき約8丈(30m)を縫うことになります。
それだけの長さを手縫いで、一定の縫い目で、縫い続ける技術は和裁ならでは。
その運針力を生かして、新たに洋服をつくりました。
和裁士が作る「ゆかたブラウス」「運針プリーツスカート」です。
昨年から「竺仙の反物で洋服をつくってください」というお声を頂く事が増えました。
竺仙のものづくりに魅力を感じていただき、浴衣のみならず洋服としても着てみたいと言って下さる方々のご要望に、是非お応えしたいと思いました。
しかし、伝統的な江戸染浴衣を提供し続けてきた竺仙が「洋服をつくる」という事の意義は何だろう。
改めて竺仙の役割や存在意義を自問自答しながら、手探りで洋服づくりを進めてまいりました。
伝統の手仕事が生み出す力を身にまとう喜びを、もっと気軽に感じてほしい。
染めの職人さんや和裁士さんの卓越した技術を、もっと多くの人に知ってほしい。
そして何よりも、コロナ禍にあって不安定な状況の職人さん達に、安心して仕事をしていただきたい。
伝統文化と技術を未来へ伝え残すために。そんな想いを込めて生み出した「ゆかたブラウス」と「運針プリーツスカート」です。
只今オンラインショップでもご対応できるように準備中です。
江戸にまつわる様々なエッセンスを紹介する雑誌「江戸楽」5月号にも取り上げていただきました。
2021.04.14竺仙ものづくり日記
少しずつ染め上がってきております、佐々木正明氏によって新しく彫られた型紙を使ったフランス縞。
大胆な養老縞の隙間にさらによろけた縞が組み込まれた美しい縞柄の江戸小紋です。
よくお客様に「なぜフランス縞というのですか?」という質問を頂きます。
もともとのフランス縞を作ったのは 故・児玉博氏です。
諸説いわれておりますが、江戸小紋染師の浅野榮一さんが、生前、児玉氏に聞いたところによると、
児玉氏が都内の百貨店で型彫り実演をしていた際、昭和天皇がお通りになられたそうです。
その時彫っていた縞をみて、同行していた文化庁の方がフランスにもこのような柄がある・・・
とおっしゃったので児玉氏が「ではこれはフランス縞にしましょう」とその場で名付けたのだそうです。
児玉氏が亡くなって30余年。今も変わらず愛される縞の柄です。