2020.08.11
竺仙夏期休暇 8月12日(水)~16日(日)
梅雨明けとともに毎日酷暑の日々でございます。世界中の皆が「いつもと違う夏」を過ごしております。
私達スタッフ全員無事にこの夏を過ごしております。今後も引き続き体調管理に心がけお家で過ごす夏休み頂戴いたします。
皆様もどうぞご自愛くださいませ。
引き続きご来店は完全予約制とさせていただいておりますことご了承くださいませ。
竺 仙
月曜~金曜日 10時~15時 予約受付時間 電話:03-5202-0991
〒103-0024 東京都中央区日本橋小舟町2-3
2020.08.07
8月7日~10日(月)迄 京都高島屋「きもの祭」竺仙専用コーナー5階呉服で開催
長梅雨も終わり遅い夏の到来でございます。明日から夏休みの方も多くいらっしゃるかと存じます。
京都高島屋様5階呉服売場で「きもの祭」がスタート致しました。
竺仙の代表商品でございます、「江戸小紋」と「浴衣」
是非間近でご覧頂きたくご案内申し上げます。
担当:近藤信之
2020.08.05
特集【浴衣を着て、気分を変える】
竺仙からの新しいご提案
特集【浴衣を着て、気分を変える】を更新いたしました。
是非ご覧ください。
https://www.chikusen.co.jp/kibun/
2020.08.05
竺仙ものづくり日記
型染は、白生地に型紙を置き、防染の為の糊を付けます。
糊がついていない部分は染料で染まり、糊が付着している部分は染まらず柄となります。
型染にとって重要な役割を担っている糊は、餅粉や糠などが主原料ですが、職人によりそれぞれ秘伝の糊の作り方があるようです。
引き染めでは青い糊を使っています。
生地との差を際立たせる為に、元は薄茶色の糊に群青を入れて青くしています。
赤い糊を使っているのは長板中形です。
長板中形の特徴は型付けを表裏両面することですが、表に付けた糊が裏から透けて見えて見当を付けやすいように、糊に緋粉を入れています。
青い色も赤い色も、生地には定着しないので染め上がると消えてしまいます。
行程の途中でしか見られない、儚くも美しい色合いです。
2020.08.01
日本橋高島屋和むすび「竺仙展」開催中
会期中の「竺仙展」売場の竺仙の商品のご紹介。
今年の新作はじめ美しい意匠を取り揃えでおります。竺仙スタッフも常勤しております。
売場の品々改めてご紹介いたします。
担当:木村泰隆・宇津木一正
2020.07.29
竺仙ものづくり日記
型染には、色々な道具を使います。
「へら」は、糊置き(生地に防染の為の糊を付ける)する時に用いるものですが、様々な形があります。
最も古くから使われていたのは、竹べらです。
細長く割った竹の先端を鋭く尖らせた、特大の竹串のようなもので、職人さんが自ら作りました。
川越喜多院蔵の狩野吉信筆「職人尽図屏風」に描かれている型染職人も手には竹べらを持っています。
近年になり出刃べらが登場し、その後駒べらが普及します。
竺仙には若い頃に竹べらを使ったことがある職人もおりますが、今は駒べらを使っています。
四角い形をしている駒べらは、力が伝わりやすく糊を薄く付けることができます。
また、型を送るときに口にくわえられるので、使い勝手が良いそうです。
持ち手があるへらは、出刃べらです。
染める技法や柄などにより用いるへらは変わりますが、両方を使いこなす人は少ないです。
2020.07.29
8月の竺仙本店の土曜日営業のお知らせ 第一1日第二8日土曜日営業10時~16時完全予約制
毎年4月~7月の土曜日営業を行っておりましたが、今年はコロナ禍の中4月5月はやむを得ず土曜日営業をお休みさせていただきました。
まだまだ油断大敵の中ではございますが、8月1日土曜日8日土曜日営業予定でございます。
すでにご予約も承っております。
事前のお電話を頂けますとスムーズにご案内できますのでお手数お掛け致しますが、宜しくお願い申し上げます。
担当:児島 03-5202-0991
不在の際は他スタッフが承り時間調整させていただきます。
2020.07.29
日本橋髙島屋7月29日~8月4日「竺仙展」開催本館7階「和むすび」
安心・安全・健康第一を心がけ竺仙スタッフ全員が万全の体制で取り組んでおります。
今年も日本橋髙島屋様で「竺仙展」がスタート致しました。
美しい江戸小紋、なかでも最上級の糸で制作した牛首紬の「江戸小紋」肩書だらけの江戸小紋は早々お目にかかれることはない逸品でございます。
また、今年発表致しました新素材生地「紙糸ゆかた」「かげろうゆかた」をメインに、竺仙ウェブサイトでムービーで流れる絹紅梅・染帯とご用意致しました。
是非実物をご覧になりひとつひとつのお品物をご覧頂ければと思います。
売場の風景お届け致します。
担当:木村泰隆・宇津木一正
2020.07.27
オンラインストアー新着商品
■竺仙オンラインストアー情報
今週の竺仙オンラインストアー新着商品
【反物】男性 『コーマ白地江戸好キング』重ね格子 茶
http://www.chikusen-onlinestore.jp/SHOP/TM568.html
【反物】男性 『細川クレヤーキング』コーマ地 雨に濡れ燕
http://www.chikusen-onlinestore.jp/SHOP/TM569.html
http://www.chikusen-onlinestore.jp/SHOP/TM570.html
【反物】男性 『ローケツ男物』格子 ブルー
http://www.chikusen-onlinestore.jp/SHOP/TM571.html
http://www.chikusen-onlinestore.jp/SHOP/TM572.html
是非ご覧下さいませ。
2020.07.22
竺仙ものづくり日記
長板中形の野口さんの染工場へ行ってきました。
今日の再発見は、昔からある古い蒸し箱です。
蒸し箱とは、染料を付けた生地を蒸す為の木製の箱です。
箱というよりも箪笥と言った方が合っているような大きさです。
藍染以外の色物を染める時に使用するもので、生地に刷毛で染料を引いた後、蒸気で蒸して熱を加えることで色が定着します。
現在、一般的なものはボイラーで蒸気を巡らせますが、この古い蒸し箱は、釜戸のお釜にお湯を沸かし、その上に載せて使います。
焚口に年代を感じます。
野口さんの染工場の入り口には「萬染物店」という看板が掲げてあります。
藍染だけではなく様々なものを染めています。
84歳の野口さんは、まさに染物の生き字引です。